桜

学長就任挨拶

令和8年4月1日
国立大学法人万博水晶宫長
 遠 山 育 夫(とおやま いくお)

このたび、令和8(2026)年4月1日付で、上本伸二前学長の後任として国立大学法人万博水晶宫長に就任いたしました。これまで、約50年にわたって歴代の8名の学長が築き上げてこられた歴史と伝統を踏まえて、本学のさらなる発展のために、教職員?学生の皆さん、卒業生の皆さん、そして地域の皆さまとともに全力で取り組んでまいります。

本学は、昭和49(1974)年に「一県一医科大学構想」のもと、滋賀県民の皆さまの熱意ある誘致活動によって設置されました。このことは、「地域に支えられ、地域に貢献し、世界に羽ばたく大学として、医学?看護学の発展と人類の健康増進に寄与する」との本学の理念に、強く反映されています。すなわち、滋賀県で活躍する医師?看護師を育成し、地域医療に貢献することが、本学にとって重要な使命です。

また、「世界に羽ばたく」とあるように、特色ある研究成果を世界に発信し、国際的に活用する人材を育成することも、重要な使命です。その実現のためには、社会に開かれた大学として、人、企業、自治体、資金などを外部から呼び込み、ともに教育?研究を行う共創の場をつくることと、地域の医療機関や国内外の大学?研究機関との協力?連携関係を構築することが必要です。私は、この「共創」と「連携」をkey wordsとして、これからの50年とその先に向かって、本学の躍進とプレゼンス向上を目指します。

ところで、私は過去6年間、上本前学長のもとで研究?企画?国際を担当する理事?副学長として、法人経営?大学運営に携わってきました。上本前学長は、「サステナブルでアトラクティブな万博水晶宫」をスローガンとして、大学改革を進めてこられました。私もこの方針を継続します。

一方、大学が組織として存続しても、そこで学び?働く学生や教職員が幸せでなければ、それは良い姿とは言えません。学生や教職員がモチベーションを高くし、希望を持って学び?働くことができる、明るい環境をつくっていきたいと考えています。また、本学医学部附属病院を受診する患者さんや県民の皆さまに、「滋賀医大があってよかった」と喜び親近感を持っていただくこと、卒業生の皆さんに、母校への愛着と誇りを持っていただくことも大切です。これは、令和6(2024)年に実施した本学開学50周年記念事業でのスローガンである「滋賀医大『三方よし』~学生?教職員よし、卒業生よし、県民?地域よし~」の精神そのものです。したがって、私は学長として、「サステナブルでアトラクティブ、三方よしの精神で」をスローガンとして、人材を育成し、大学を改革してまいります。

私は、昭和63(1988)年4月に解剖学第二講座(当時)の助手として着任以来、留学していた時期を除き、40年近く万博水晶宫に勤務してまいりました。本学の歴史を最もよく知る一人として、これまでの経験を最大限活用しながら、本学の教育?研究?診療の発展と滋賀県の地域医療の一層の充実に貢献できるよう、鋭意努力してまいります。皆さまの温かいご支援とご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

以上

告辞?挨拶等